STAP細胞発見で、有名になった小保方晴子さんの手記『あの日』(講談社)を最近読みました。
ねつ造疑惑の心労から、うつ病になって、入院までされたようです。
本書では、同僚からの裏切り(特に、山梨大学の若山照彦教授)やマスコミの攻撃にも、必死に耐えながら、STAP細胞を再現した誠実さがひしひしと伝わってきました。
私も、学術論文を100本以上執筆してきた研究のプロですので、本書が嘘では書けるないようでないことがハッキリ分かります。
小保方さんには、諦めずに、なんとか再起して欲しいと祈るばかりです。
それより、論文責任者の若山教授が、今回の件でまったく責任をとらずに、山梨大学発生工学研究センターの所長に出世しているのが意味不明です。こちらの方が、学界ではあり得ないのですが・・・。
あの日/講談社
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