仏教は「唯物論」であると主張する仏教学者がたまにいます(たとえば、秋月龍珉など)が、その方の“信念”にしか過ぎません。経典を丹念に読めば、仏教は「人間は永遠の魂を持ち、転生輪廻を繰り返しながら魂修行している」という霊的人生観を前提にしているのは明らかです。
仏教の経典は、八万四千と言われるぐらい膨大ですが、初心者でも分かりやすく、しかも専門家でも学びになるようにまとめられているのが、渡辺照宏『仏教』(岩波新書)です。仏教が、唯物論などでないことがよく分かります。
同じ著者で『お経の話』(岩波新書)を合わせて読まれると、さらに理解が深まります。オススメです!!
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