近年、人工知能が急激に進化してきて、将棋の名人や碁の世界チャンピオンが負かされるようになっています。アメリカ・オックスフォード大学の予測では、あと10~20年すると、ロボットに半数近くの人の仕事が奪われるそうです。
ただ、不安がってばかりはいられません。「彼を知り己を知れば百戦殆からず」という故事がありますが、まずは、ロボットに関する情報収集をするべきでしょう。そこで今回オススメなのが、中嶋秀朗『ロボット』(ダイヤモンド社)です。
本書では、ロボットの歴史が分かりやすく解説されているとともに、日本がロボティクス(ロボット工学)の分野では、世界でもかなり先進国であることが述べられています。
本書を読めば、近未来では、ロボットと人間が協調して支え合う社会がイメージできます。ともあれ、人間も、学び続け、付加価値を生んでいかなければなりません。