日本人としての自信 『日本人の遺伝子』

2016/07/29

自尊心の元にあるのは、「愛国心」です。時々、“日本の良さ”について学びなおしていきたいものです。

今回ご紹介するのが、渡部昇一『日本人の遺伝子』(ビジネス社)です。

著者は、日本の碩学、渡部昇一先生で、歴史学、言語学、経済学など、さまざまなアプローチで、日本の美点を紹介しています

たとえば、

・現代の文明国の中で日本は一番古い歴史を持っている国のひとつです。「中国四千年の歴史」と言われる中国をそのなかに数えることもできます。しかし、中国の場合は時代によって支配民族が異なりますから、「同一の国」と捉えることはできません。・・・(中略)・・・その意味で、連続した国家の歴史としては日本が一番古いと言うことができます。・・・(中略)・・・ひとつの国の連綿と続く歴史を記した書物としては『古事記』が最も古いものだと言っても言い過ぎではありません。

・ハーバード大学のサミュエル・ハンチントン教授も『文明の衝突』(集英社)という本の中で世界の文明圏を区分けしたとき、日本の文明を「一国だけで成立する孤立文明である」と規定しています。・・・(中略)・・・朝鮮半島やベトナムなどは中華文明圏に入りますが、日本は絶対にシナの文明圏には入りません。第一、中華文明圏には日本の皇室に当たるものはないし、神社だってありません。

などなど、日本の良さを見直す知識で満載です。こういった良書を時に及んで、紐解いていきたいものです。


日本人の遺伝子/ビジネス社

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