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メディアリテラシー 『テレビ局はなぜ「放送法」を守らないのか』

2016/09/23

メディアリテラシーとは、「世の中にある数え切れないほどの沢山の情報メディアを主体的に読み解いて必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、活用する能力のこと」と定義されていますが、現実には、マスコミの偏向報道に我々は振り回されています。

 

そこで参考になるのが、小川榮太郎、上念司『テレビ局はなぜ「放送法」を守らないのか』(KKベストセラーズ)です。

 

本書を読めば、いかに主要テレビ局が偏向報道をしてきたかが、グラフ付きで一目瞭然です。

 

たとえば、

 

・深刻なのはテレビ業界全体がほとんど構造的に腐敗していることにあるのです。その根本は、現在日本のテレビ事業が事実上、なんの規制や競争原理もない天下御免の無法ビジネスだという点にあると言っていいでしょう。

 テレビ局は年間34億円というタダ同然の電波使用料を国に支払うだけで、電波をー在京キー局で数えればーたった6事業者で独占しています。全体の収益が3兆円であることを考えると元手がわずか0.1パーセントという夢のようなビジネスである上、地上波の電波帯域が限られているため、新規参入者のいない寡占状態です。

 

・安保法制、原発問題へのパターン化した極論の横行、中国の南シナ海侵略に対するごく控えめな報道・・・・、挙げたらきりがありません。・・・(中略)・・・民主党政権はそもそも「政治」をしていなかった。ところが、マスコミの批判は緩くて、甘かった。

 

などなど、マスコミの報道を鵜呑みにしてはいけないことが納得できます。

 

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