当院では、前世療法によって現在の症状が良くなるケースが少なくありません。これは「人間は死んで終わりではない」という永遠の生命観に基づいています。
最近発刊された書籍、大門正幸『なぜ人は生まれ、そして死ぬのか』(宝島社)でも、最新の研究知見を引用しながら、永遠の生命観について解説しています。
著者は、中部大学教授でバージニア大学客員教授でもありますが、
たとえば、
・「死後の生命」や「生まれ変わり」に関する現象で、言語学を専門とする筆者にとって特に興味深かったのは、「異言」でした。
異言とは、本人が知らないはずの言葉を突然話し出すという現象で、有名なのは、『新約聖書』の中の「使徒言行録」にある一節です。・・・(中略)・・・先に述べたように、退行催眠中にクライアントが語った異言を詳細に分析した研究はイアン・スティーヴンソン博士による二例のみでした。里沙さんの事例は、世界で3番目の研究となりました。
というように、ネパール語を学んだこともない患者が、退行催眠中にネパール人だった時の自分の前世をネパール語でしゃべり、それが本当であったことを言語学的に証明したとのことです。
こういった症例がドンドン積み重ねられていくことを期待しています。