アスペルガーの生き筋 『コンビニ人間』

2016/11/04

今夏の芥川賞に輝いた、村田沙耶香『コンビニ人間』(文藝春秋)を読みました。現在ベストセラーになっているようですが、主人公の女性は、精神医学でいうと「アスペルガー症候群」と診断してよさそうです。

 

・相手の気持ちが読めないKYなところ。

・したがって、人付き合いが極端に苦手なこと。

にはまった行動はいったん覚えてしまうと、誰よりも迅速に処理できること。

単調な生活を淡々とこなすことで精神的安定が図れること。

 

などなど、アスペの特徴を知るには、うってつけの題材です。また、自分なりに、コンビニ店員として“生き筋”を見いだして、たくましく生きている姿が感動を覚えます。

 

コンビニ人間
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