希望の力 『絶望の隣は希望です!』

2016/12/24

ポジティブ心理学では、「希望」がメンタルヘルスを維持するのに重要だと説いています。人生の壁にぶち当たっても、希望を失わないことが大切なのです。

 

今回ご紹介するのは、アンパンマンの漫画家、やなせたかしさんです(『絶望の隣は希望です!』(小学館))。

 

本書では、漫画家として大成するのに遅咲きだったやなせさんが、あきらめずに仕事を続けた経緯赤裸々に述べられています。

 

たとえば、

 

・「もう、売れることはない。そろそろ引き際だ」 -そう思ったとき、アンパンマンがヒットし始めたのです。もう、60歳を遥かに過ぎていました。それから年を追うごとに忙しくなり、92歳の今も老体に鞭打ちながら現役で仕事をしているのですから、やっぱり、人生は摩訶不思議です。

 

・そんな回り道の僕の人生ですが、一つだけ胸を張っていえることがあります。それは、どんなことでも、思いをこめて一生懸命やっていれば、自分が望んでいた方向に、道は拓けるということです。

・アンパンマンには、「正義とは何か。傷つくことなしには正義は行えない」というメッセージをこめています。これは、大人からすると決して容易なテーマではないでしょう。でも、大丈夫。子どもには、自分が考えていることをはっきりと伝えれば、その本質はテレパシーで通じます。

 

などなど、苦労して、人生で掴み取った教訓が満載です。

 

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