ハラスメント問題 『「ハラ・ハラ社員」が会社を潰す』

2017/03/10

パワハラ、セクハラ、モラハラなどハラスメント問題で、調子を崩すビジネスパーソンが増えています。「転ばぬ先の杖」といいますが、実際に問題化する前に、「知っておくこと」だけで、ストレスを大きくしなくて済みます。

 

今回ご紹介するのが、野崎大輔『「ハラ・ハラ社員」が会社を潰す』(講談社プラスアルファ新書)です。

 

著者は、ハラスメント(嫌がらせ、苦しめること)を楯に、言いがかりに近いことを言って周囲を困らせる事例(つまり、「ハラスメント・ハラスメント」で、略して「ハラ・ハラ」)に警鐘を鳴らしています。

 

たとえば、

 

・本来なら家庭学校で身につけているべきことがスッポリ抜けてしまっているのですから、会社が給料を払いながら教え込んでいくしかありません。家庭や学校がやるべきことを、会社が肩代わりさせられているという現状があるのです。

 

・常識に欠けてルールが守れないので仕事ができない人が増えている→ルールを守れないので上司から叱られる→耐性が低いので我慢できない→そもそも自分はありのままでいい(悪くない)と思っている→悪いのは自分ではなく会社や上司だ(ハラスメントを受けたと認識)!

 

などなど、ハラスメント問題に対応するためのヒントが満載です。

 

「ハラ・ハラ社員」が会社を潰す (講談社+α新書) 「ハラ・ハラ社員」が会社を潰す (講談社+α新書)
 
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