怒り・敵意と心臓病

2010/06/22



$院長ブログ疲れがたまってくるとイライラしやすくなります。
“瞬間湯沸かし器”のように、すぐカッなる性格もあります。

仏教では心の三毒のひとつに、この怒り・敵意瞋恚(しんに)としてあげられています。ちなみに、他の2つは、貧欲(とんよく)愚痴(ぐち)となっています。

このように、怒り・敵意は、人のメンタルヘルスを落とすばかりではありません。
実は、体にも悪影響を及ぼすことが最近の研究で解明されてきました。

とくに、心臓に悪影響を及ぼすことを、私は昨年論文発表しました。
Chida,Y., Steptoe,A. (2009). The association of anger and hostility with future coronary heart disease: A meta-analytic review of prospective evidence. Journal of the American College of Cardiology 53(11), 936-946

心臓病の医学会ではトップジャーナルにおける報告だったため、欧米のマスコミから取材が相次ぎました。たとえば、世界的著名マスコミTelegraphではこちらのように紹介されました。

 “天に唾(つば)する”ように、怒り・敵意は、相手だけでなく自分にとっても心身を蝕(むしば)みます。当院では、怒り・敵意の整理の仕方カウンセリングします。

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