がんは、生活習慣や遺伝が主な原因と考えられています。
しかし、近年の疫学研究で心理ストレスががんの発症をあげ、予後を増悪させていることが分かってきました。
この最新知見を世界に先駆けてNature誌に発表したのが、私の論文
Chida,Y., Hamer,M., Wardle,J., Steptoe,A. (2008). Do stress-related psychosocial factors contribute to cancer incidence and survival? Nature Clinical Practice Oncology 5(8), 466-475です。
「病は気から」と昔から言われてきましたが、身体疾患であっても心の問題は無視できません。がんだけでなく、アレルギー性疾患や心臓病にも心理ストレスがかかわっています。
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