読後感想⑦ カール・ヒルティ「幸福論」岩波文庫

2010/06/29

今回は、カール・ヒルティ「幸福論」岩波文庫をご紹介いたします。
この本は、いわゆる「三大幸福論」のひとつとされています。
ちなみに、他は、アランの幸福論ラッセルの幸福論です。

ヒルティは述べます。『本当に大切なのは、なによりも習慣の問題である。第一の主要な規則は、すなわち、われわれは消極的に悪い習慣を捨てようと努力するよりも、むしろ常に良い習慣を養うように心掛けねばならぬということである。』

ややもすれば、私たちは、自分の足らざるところ、弱点を気にして、悩みの淵(ふち)にはまっていくものです。

観点を変えて、自分の強みを伸ばし、良い習慣を身につけていくことで、弱点は気にならなくなってきます。例えて言えば、光を照らすことで、暗闇(くらやみ)が自然になくなってしまうようなものです。

お勧めする良い習慣のひとつが、感謝する習慣です。当たり前だと思ったら、人間感謝できません。
しかし、感謝することはいくらでも散らばっています。
感謝を習慣化することで、ハッピーになってきます。

 

アーカイブ

PAGE TOP