霊的人生観 『アウト・オン・ア・リム』

2017/05/05

当院では、「人間は永遠の生命を持ち、転生輪廻を繰り返しながら魂修行している存在である」という霊的人生観にもとづき精神治療しており、本ブログでは何度も、臨死体験や前世療法についての研究報告をご紹介してきました。詳しくは、拙著『ポジティブ三世療法』(ピープレス)をご一読ください。

 

それと関連して、今回ご紹介するのは、ハリウッド女優のシャーリー・マクレーンが、霊的体験を綴った半生の自伝『アウト・オン・ア・リム』(角川文庫)です。

 

本書を読むまで知らなかったのですが、マクレーンは、日本が好きで、実際数年間日本にも住んでいたことがあったそうです。

 

その彼女が、ペルーで幽体離脱体験をして、霊的人生観に目覚めていく心情の変化が述べられています。

 

おもしろいのが、彼女の中国への“鋭い指摘”です。

 

・毛沢東は「中国人民は何も書いていない白い紙であり、教育によってどのようにでもなる」と考えていた。そして人々は強制的に教育され、教え込まれたのである。個人的な自由や、不参加の自由は認められなかった。・・・(中略)・・・しかし、人間にとって一番大切な問題は、私たちの霊的な潜在能力を信頼することではなかろうか。そうすれば思ってもみなかったところに達することができるのではないだろうか。・・・(中略)・・・私は新中国に何一つ霊的側面を見いだすことができなかった。逆に彼らは霊的な物事を馬鹿にして、霊性は自分たちの革命の邪魔になると思っているようであった。

 

とあります。中国は、北朝鮮のように「思想統制」を強めており、国民に自由な信仰を認めていません。唯物論の核である「共産主義」を打破する必要がありそうです。

 

アウト・オン・ア・リム (角川文庫) アウト・オン・ア・リム (角川文庫)
 
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