いじめと不登校 「教室の悪魔」

2010/08/22

学校のいじめを契機に体調不良になり、不登校や引きこもるケースが少なくありません。
現代のいじめは、被害者と加害者が一対多となり陰湿化しているため、親がしっかりサポートしなければ解決しません。

参考になる良書が、山脇由貴子「教室の悪魔 見えない『いじめ』を解決するために」ポプラ社です。
いじめの中で何が起こっているのかは、被害者しか分かりません。
加害者はもちろん知っていますが、不利なことを告白するはずがありません。
また、いじめはなかったと思いたい学校に調査を依頼しても埒(らち)があきません

本書でも述べられていますが、学校との話し合いは、調査を依頼する必要はなく「いじめの事実を伝える」こと、いじめの解決を学校に委ねないことです。
繰り返しますが、親がしっかりサポートしていかねばなりません。
「いじめられる側にも原因がある」と安易に考えないことです。

当院では、いじめにあったご家族のご相談にも乗っています。
 
 

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