四書五経からの学び 「【新訳】大学・中庸」

2010/11/11

ポジティブ心理学では、先人の知恵に学び、人生の逆境を乗り越えるヒントにしていきます。
世界的古典を繰り返し読み込むことで、未然に困難に対処できるようになります。

今回ご紹介する古典は、守屋洋「【新訳】大学・中庸」PHP研究所です。
本書では、書名の「大学」と「中庸」だけでなく、「易経」「礼記」「書経」「左伝」からも広くことばを選び、より良い生き方の指針に触れています。

たとえば
好き嫌いの感情だけで相手を判断するな(好みてその悪を知り、憎みてその美を知る者は、天下に少なし)」
逆境に陥っても、天を恨んだり、人を責めたりしない(上は天を怨みず、下は人を咎めず)」
知と仁と勇が徳を身につける条件である(知、仁、勇の三者は、天下の達徳なり)」
能力がある人物が十回やって出来たことでも、千回もやり続ければ自分でも出来るようになる(人十たびしてこれを能くすれば、己はこれを千たびす)」
などです。

普段から先人の英知を自分の腑に落としこんでおくことで、逆境に強く、幸運を逃さない、人生の達人に近づいていきます。
 

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