嫁姑問題とマザコン 「マザコン男は買いである」

2010/11/20

旦那がマザコンで嫁姑問題が泥沼化するケースが少なくありません。
母の言いなりの夫に失望する奥さんが多いようです。
マザコンがすべて悪いかというと実はそうでもありません。

参考になる良書が、和田秀樹「マザコン男は買いである」祥伝社です。
本書では、「親子関係は変化する」ものであると前提しています。
若いうちは、給料が安く生活費の援助をもらっているため、母親の立場が強くなります。
ただ、「いいマザコン」の場合、年とともに親よりも子供が心理的に上に立つようになり、自立した孝行息子になります。
逆に、「悪いマザコン」の場合、いつまでたっても親より子供が心理的に下で、母親の操り(あやつり)人形のままです。

母親の愛情をたくさん注がれたマザコン息子は、高学歴で勤勉な方が少なくありません。
奥さんにとっては、「いくつになってもマザコンのまま!」と旦那さんを軽蔑したくなる気持ちはわかりますが、優秀な大人に育てたのは彼の母親である事実は揺るぎません。

学べる美点があれば尊重し、夫への過干渉など短所は反面教師として、夫婦関係を見直すことが大切です。

 
 

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