「老い」は仏教でも四苦(生・老・病・死)の一つに挙げられ、大きなストレスになります。できれば、寿命が来るまで健康でPPK(ピンピンコロリ)でありたいものです。
そこで今回ご紹介するのが、橋田壽賀子『私の人生の老後はない。』(海竜社)です。
著者は、日本では超有名な脚本家で、92歳の現在まで、現役でお仕事をされています。
ここでは、さまざまなPPKのヒントが述べられています。
とえばえ、
・過去は変えられないのでクヨクヨ考えない。未来は先取りしてアレコレ心配しない。今日一日を悔いなく生きるということに集中する。どうしようか・・・・と悩む前に行動する。これが私の基本姿勢です。「老いの後」の人生というものはありません。あるのは「今」の人生だけ。
・思ったことをただそのまま口にするだけではダメなこともあるのです。人はそれぞれ違うと認めたうえで、相手のいいところを見つける。「それをそのままズケズケ言ってしまったら、こうなってしまう」というのが、私がドラマで書いている世界です。
などなど、人間関係を良好に保ちながら、健康に老いていくコツが満載です。