老後の生きがい 『知的な老い方』

2017/09/29

「老年うつ」という言葉があります。原因は、老後のセカンドライフを考えていないところです。「備えあれば憂いなし」で、問題が起こってから考え始めないようにしたいものです。

 

そこで今回オススメなのが、外山滋比古『知的な老い方』(だいわ文庫)です。

 

たとえば、

 

・どこか痩せたキリギリスのようであった父の後半生をながめて、年をとるには、そして平安な老後を迎えるには、早くから備えておかなくてはいけないと気がついた。ローマは一日にして成らず、老後も一日して成らず。老後の備えは、若いうちに始めなくてはいけない。老いてから泥縄式の対策をたてても、手おくれになる。老後にとって、最も大切なものは、カネである。

 

年金をたよりに生きていくのでは、たのしい、おもしろい老後はないと覚悟すべきだろう。老後にとって、大切なものは、健康カネであって、どちらも思うようにならない。ことに健康は、いくら注意しても、用心を怠らなくても、かかるときには病気になる。

 

などなど、「ストレスの7~8割はお金の問題だ」と言われますが、実践的なアドバイスが盛られています。

 

知的な老い方 (だいわ文庫 E 289-4) 知的な老い方 (だいわ文庫 E 289-4)
 
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