真剣勝負 『五輪書』

2017/11/24

人生は「真剣勝負」です。もちろん、時には休養も大事ですが、あとから悔いを残さないためにも、一日一日を大切に生きたいものです。

 

そこで、今回ご紹介するのが、宮本武蔵『五輪書』(致知出版社)です。

 

戦国時代から江戸初期まで駆け抜けた、決闘の達人、宮本武蔵ですが、剣術だけでなく、人生論まで通じる智慧が満載です。生涯で、60戦以上の決闘をし、1回も負けたことがありません。

 

たとえば、

 

・「武士とは、ただ潔く死ぬということを究極の目的として生きている」というのが、私の考えである。死に対する覚悟という点では、武士に限ったことではなく、出家僧でも女性でも、農民に至るまで、義理のなんたるかを知り、ということも考えて、死を覚悟することは、みな同じだ。

 

・わが兵法では、戦時の心の持ち方が平常心と違わないように戒めている。平生であれ、戦闘の場であれ、少しも変わることなく、心を広く持って決して緊張することなく、少しも気持ちを緩ませることもなく、心眼を偏らないように中心に据えることで、体が変幻自在に即応できる心理状態を保てるように心がけなければならない。

 

などなど、学びになります。何歳になっても、真剣勝負の人生でありたいものです。

 

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