真剣勝負 『若さに贈る』

2017/12/15

学歴(小学校中退)もなく、病弱であった松下幸之助が、世界企業のパナソニックを創業できたのは、いくつかの秘訣がありました。

 

その一つが「真剣勝負」です。

 

そこで今回ご紹介するのが、松下幸之助『若さに贈る』(PHP)です。

 

本書では、入社したての青年層を対象に、社会でリーダーとして成長していくための心構えが述べられています。

 

たとえば、

 

・商売というものは、ひじょうにむずかしいものだ。きびしいものだ。いわば真剣勝負と同じだ。だから、大きな心配事にぶつかると、どうしたらこの困難を克服できるかと、あれこれ思いめぐらして、眠れない夜を幾晩も明かす。それほど心労を重ねなければならない。

 心配し抜き、考えに考え抜く。心労のあまり、とうとう小便に血が混じって赤くなる。そこまで苦しんではじめて、どうしたらよいかわかり、心が安定し、そして新しい光が見えてくる。道がひらけるのだ。いいかえれば、少しオーバーないい方かもしれないが、一人前の商人になるまでには、二度や三度は小便が赤くなる経験がいるのだ。

 いまにして思うのは、これは決して商人だけのことではない、ということです。

 

などなど、どの分野でも応用できる心構えが学べます。

 


溝の口精神科・心療内科医が教える:うつ病予防のためのヒント

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