泣くから悲しい 『ウィリアム・ジェイムズのことば』

2023/06/14

人間は、心と体が一体となった存在であり、心から体へと影響する(いわゆる「病は気から」)し、体から心へも影響します。したがって、「気分を常に明るく保ちたければ、常に明るく振る舞う」といいわけです。

こうした心理法則を指摘したのが、アメリカ心理学の父、ウィリアム・ジェイムズです。彼の著書は、『宗教的体験の諸相』などの名著がありますが、少し難解です。読みやすいのが、岸本智典ら『ウィリアム・ジェイムズのことば』(教育評論社)です。

本書では、ジェイムズの56の箴言が、英語原文付で分かりやすくまとめられていて勉強になります。

たとえば、

宗教を自己の人格的エネルギーの中心として生き、精神的な感動によって行動するようになった者は、以前の世俗的自己とは決定的に違った存在であると言える。

・われわれは泣くから悲しい、叩くから怒る、震えるから怖いのであって、悲しいから泣くのでも、怒っているから叩くのでも、怖いから震えるのでもない。

・人生を恐れてはいけない。人生は生き甲斐があると信じよ。そうすればそのあなたの信念が、人生は生き甲斐があるという事実を生み出す助けとなるだろう。

などなど、人生の問題解決のヒントが満載です。
 


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