マネジメントの神様、
ピーター・ドラッカーは、本ブログでも何度か紹介してきましたが、彼の著書は繰り返し読む度に新たな発見があって勉強になります。
彼の著書はおおむね難しめですが、
「ドラッカー名言集」シリーズは読みやすくまとめられています。今回お勧めなのが、
P・F・ドラッカー『変革の哲学』(ダイヤモンド社)です。流れが速い現代社会では、ドラッカーの
イノベーションの考え方が大事です。
たとえば、
・継続学習の風土をつくる・・・イノベーションを行うには、組織全体に
継続学習の風土が不可欠である。イノベーションを行う組織では、継続学習の空気を生み出し、それを維持する。ゴールに達したと考えることを許さない。学習を継続すべきプロセスとする。『マネジメント』
・イノベーションの機会は七つある。第一が
予期せぬことの生起である。予期せぬ成功、予期せぬ失敗、予期せぬ出来事である。第二が
ギャップの存在である。現実にあるものと、かくあるべきものとのギャップである。第三が
ニーズの存在である。第四が
産業構造の変化である。第五が
人口構造の変化である。第六が
認識の変化、すなわちものの見方、感じ方、考え方の変化である。第七が
新しい知識の出現である。これら七つの機会それぞれが、異なる性格を持ち、異なる分析を必要とする。『イノベーションと起業家精神』
などなど、これまでの成功体験を惜しみなく捨てて、新しい環境に
「チャレンジするコツ」がつかめます。
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