脱皮しない蛇は死ぬ『変革の哲学』

2023/07/12

マネジメントの神様、ピーター・ドラッカーは、本ブログでも何度か紹介してきましたが、彼の著書は繰り返し読む度に新たな発見があって勉強になります。

彼の著書はおおむね難しめですが、「ドラッカー名言集」シリーズは読みやすくまとめられています。今回お勧めなのが、P・F・ドラッカー『変革の哲学』(ダイヤモンド社)です。流れが速い現代社会では、ドラッカーのイノベーションの考え方が大事です。

たとえば、

・継続学習の風土をつくる・・・イノベーションを行うには、組織全体に継続学習の風土が不可欠である。イノベーションを行う組織では、継続学習の空気を生み出し、それを維持する。ゴールに達したと考えることを許さない。学習を継続すべきプロセスとする。『マネジメント』

・イノベーションの機会は七つある。第一が予期せぬことの生起である。予期せぬ成功、予期せぬ失敗、予期せぬ出来事である。第二がギャップの存在である。現実にあるものと、かくあるべきものとのギャップである。第三がニーズの存在である。第四が産業構造の変化である。第五が人口構造の変化である。第六が認識の変化、すなわちものの見方、感じ方、考え方の変化である。第七が新しい知識の出現である。これら七つの機会それぞれが、異なる性格を持ち、異なる分析を必要とする。『イノベーションと起業家精神』

などなど、これまでの成功体験を惜しみなく捨てて、新しい環境にチャレンジするコツ」がつかめます。
 


溝の口精神科・心療内科医が教える:うつ病予防のためのヒント


アーカイブ

PAGE TOP