当院では、
発達障害(ADHD、アスペルガー症候群、学習障害、自閉症など)の診断と治療を行っていますが、自分の強みを伸ばしていくことで乗り越えていくことができます。
発達障害と診断され活躍している著名人としては、
イーロン・マスクがいます。最近発刊された伝記(
ウォルタ・アイザックソン『イーロン・マスク 上・下』文藝春秋)が詳しいです。
たとえば、
・職場でもそうなのだが、マスクは、明から暗、そしてまた
暗へと一瞬で変化する。ひどい言葉を投げつけてきたかと思うと、表情が和らいで笑顔に変化し、しょうもない冗談を言う。
・マスクは、それは大脳の問題だ、自分は
アスペルガーがあるので、意識的に努力して心理面のアンテナを張るようにしていると抗弁した。
・結婚生活に対する不満から、ジャスティン(一人目の元妻)は落ち込み、怒りっぽくなっていった。「
気分が上下していたのが、だんだんと怒ってばかりになりました」とイーロンは言う。精神科医が処方した認知機能改善薬、アデロールのせいだと、家の中を探し回っては捨てたそうだ。あの頃は落ち込んでいたし、アデロールに頼ってもいたとジャスティンも言う。「
注意欠陥障害だと診断され、アデロールがすごくよく効いたのも事実です。・・・
などなど、発達障害による苦労話が載っていますが、それを凌駕し
強みを伸ばし、X、テスラモーター、スペースXなど世界的事業を成功させているのが参考になります。
溝の口精神科・心療内科医が教える:うつ病予防のためのヒント