行動障害

虚偽性障害(ミュンヒハウゼン症候群)、詐病

虚偽性障害は、不要な薬を飲んだり、意図的に怪我をしたりして病気を捏造(ねつぞう)する精神疾患です。

刑罰の軽減や保険金をもらうのが目的の詐病(さびょう)とは違い、虚偽性障害では経済利得、法的責任の回避などの動機はありません。身体的症状が優勢で、慢性的で重篤な症状のものを「ミュンヒハウゼン症候群」と診断します。

心理的背景として、病人として家族、友人、医療者に大切にされたいという、疾病利得(しっぺいりとく)があり、「愛されたい症候群」ともいえます。

人は社会的動物であり、すべからく他人と交流したい気持ちがあります。しかし、その気持ちが行き過ぎると飲んでも飲んでもますますのどが乾いてしまう塩水のように、他人からいくら大切にされても満足しなくなります。

 
当院における虚偽性障害(ミュンヒハウゼン症候群)、詐病の治療
当院(HSC)では、欲のコントロールの仕方をHSCカウンセリングに参加することで、学んでまいります。愛をもらうばかりの自分から、愛を与える自分へと脱皮してまいります。

摂食障害

極端な食事制限や、過度な量の食事摂取などを伴い、それによって患者の健康にさまざまな問題が引き起こされます。
いわゆる拒食症と過食症です。

拒食症(神経性無食欲症)では標準体重の85%維持を拒む場合を言い、それ以外を過食症(神経性大食症)と考えます。    

ちなみに、標準体重は「身長(m)2 × 22」で算出されます。

女性に圧倒的に多く、摂食行動以外にも、抑うつ症状、自傷行為、アルコール乱用などの精神症状を合併することも多く、内科的疾患(電解質異常による不整脈、栄養失調による感染症や貧血、脳萎縮、骨粗しょう症など、過食による肥満や糖尿病など)を併発することもあります。
    心理的には完璧主義者が多く、自分の理想的体型に過度にこだわるあまり、異常な食事制限をしたり、下剤を乱用します。また、内面的自信が低いため、外見で自信を取り戻そうとして、異常な食行動に走ります。

この自信のなさは、兄弟葛藤や不良な親子関係が根っこにあることが少なくありません。

 
当院における摂食障害の治療
当院(HSC)では、行動療法により正常な食行動を取り戻していただきます。

さらに重要なのは、HSCカウンセリングにより、自分のすばらしさに気づき、自信を取り戻すことです。また、完璧主義から脱し、あるがままの自分を受け入れ、地道に努力する自分をほめてあげる「最善主義」を身につけていただきます。
 
必要であれば、家族問題まで踏み込んで、問題の根源を整理してまいります。

性同一性障害

本疾患は、「異性に対する強く持続的な同一感」と定義されています。
 
まず、身体的性別判定を行います。
男性では泌尿器科医、女性では婦人科医により実施され、染色体検査、ホルモン検査、内性器ならびに外性器の診察ならびに検査が行われます。     

治療は精神療法を第1段階とし、ホルモン療法・手術療法については、精神療法の結果をみた上で、第2・第3段階の治療手段として検討することになっています。

 
当院における性同一性障害の治療
当院(HSC)では、性的違和感から生じるさまざまな精神的苦痛や社会的摩擦へのストレス対処法をカウンセリングしてまいります。ポジティブ心理学をベースとしたHSCカウンセリングにより、ご自分のアイデンティティを尊重しながら、自信を持った力強い個性に生まれ変わっていただきます。

性依存症(セックス依存症)、性欲異常

いわゆるセックス依存症と呼ばれる病気です。

依存する対象は実際に相手のある性交渉だけでなく自慰行為やポルノへの過度な耽溺や収集、強迫的な売買春、乱交、露出、覗き行為、性的ないたずら電話やネットを介したアダルト・チャットなど全ての性的な活動が含まれます。    

依存症なると性的な興奮や刺激に溺れることが習慣化し、徐々に自己コントロールを失います。
 
境界型人格障害(ボーダーライン・パーソナリティ障害)の症状の一つとして現れることもあります。
 
異性を素晴らしく思う気持ちや性行為は、それ自体人間になくてはならない本能ですが、何事も「過ぎたれば及ばざるが如し」で、自分を見失うまで執着してしまっては破滅への道です。法を犯してしまうことも少なくありません。

 
当院における性依存症(セックス依存症)、性欲異常の治療
当院(HSC)の治療は、行動療法とHSCカウンセリングで、身についた性癖を修正していきます。さらに、人生にポジティブな目標を持つことで、自然に性癖が矯正されるケースがあります。

薬物依存、アルコール依存、薬物大量服用(OD)

現在は高度専門分化したストレス社会です。
人は、強いストレス下にあるとき、それを紛らわそうと薬物やアルコールにはまっていきます。

したがって、薬物依存やアルコール依存はストレスの結果にしか過ぎないので、その根本原因を整理することが肝要です。    
また、人生目標、生きる意味が見つからなくて、ギャンブル依存や買い物依存になります。
    
イライラがつのったり、失意のどん底にあるときに、それを忘れたくて薬物大量服用(OD)する方も少なくありません。


 
当院における薬物依存、アルコール依存、薬物大量服用(OD)の治療
当院(HSC)では、人生問題の整理をすすめ、人生の目標と生きる意味を見つけるお手伝いをいたします。HSCカウンセリングにご参加ください。

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