祝福の心とハッピー

2010/07/17

ポジティブ心理学では、偉人たちの生き方や徳目(Virtue)を学んで、自分がハッピーになるヒントを探していきます。
その際の心がけとして、他人の素晴らしい長所や美点“祝福する”ことが大切です。

自分がうらやましいと感じる人は、自分の理想像です。嫉妬してしまう人もいますが、自分の理想像を否定することになり、幸福になることはありません。

「嫉妬」を経済学にしたのが共産主義であり、カール・マルクスだと喝破(かっぱ)したのが、ノーベル経済学賞を受賞したフリードリヒ・ハイエクです。ハイエクは、「金持ち(資本家)を嫉妬しても、決して豊かにはならない」と説きました。

お金の問題がストレスの8割を占めるとも言われています。豊かになって、余裕を持った人生を送るためには、豊かになった人を祝福し、彼らの生き方に学ぶべきです。

今回は、日本の実業界の父、渋沢栄一「現代語訳 論語と算盤(そろばん)」ちくま新書をご紹介いたします。
渋沢栄一は「利潤と道徳を調和させる」経営哲学を説きました。お金持ちを嫉妬する潜在意識を解消し、腹の底から“豊かさ”を肯定するために成功した先人たちの思想を学んでまいりましょう。
 

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