臨死体験と生きる意味

2010/07/27

前のブログ(死と生 2010/7/2)でも指摘しましたが、折に触れ「死」を見つめることで悔いを残さない「生」を送れるようになります。

医療現場では、以前より、数多くの臨死体験が報告されてきました。
作家、俳優、弁護士など信頼できる方々の報告をまとめたのが、立花隆「証言・臨死体験」文春文庫です。
プロレスラーの大仁田厚さんの臨死体験も興味深いです。

京都大学のカール・ベッカー教授は、典型的な臨死体験として以下の8つの要素をあげています(「死の体験ー臨死現象の探求」法蔵館)。

(1)トンネル体験
(2)花園
(3)三途の川
(4)人生に対する反省(Life review)
(5)死者との出会い
(6)菩薩(ぼさつ)との出会い
(7)気分の高揚、あるいは病気の治癒
(8)地獄の体験
面白いことに、古今東西問わず、これらの要素がみられるといいます。

臨死体験を契機に悔い改め、よりよい人生を送るケースが少なくありません。
臨死体験を通して、何らかの生きる意味をつかんだのではないでしょうか?

 

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