最大幸福 vs 最小不幸

2010/07/28

菅首相は、最小不幸社会の実現を政策理念として掲げています。

これまでの研究で、「幸福」と「不幸」は別次元のファクターであることが分かっています。
つまり、「幸福」の反対が単純に「不幸」ということにはなりません。
したがって、不幸を減らしても、幸福が増大するとはいえません!

さらに、心理学では“弱み”に焦点を当てるより、“強み”を伸ばすほうが、幸福感につながることが分かっています。
まとめると、「不幸」を減らす“最小不幸社会”より、「幸福」を増やす“最大幸福社会”を目指すのが正解です。
菅首相には、日本の最高責任者として、もう少し勉強していただきたいと思います。

ちなみに、このトピックでおすすめの良書は、“強み心理学”の父、ドナルド・クリフトン著「心の中の幸福のバケツ」日本経済新聞社です。
本書では、以前紹介した「幸福比率=3:1=ポジティブ:ネガティブ」の話も紹介されています。


 

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