社会不安障害(SAD)と会話術については、以前のブログ(SADと会話術 「誰とでも15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール」 2010/10/31、SADと会話術② 「お笑い芸人に学ぶ ウケる!トーク術 昨日起こった出来事を面白く話す方法」 2010/11/13)で紹介しました。
今回は、SADとスピーチについてです。
当院がベースとするポジティブ心理学では、「達人の技に学ぶ」ことを重視します。
したがって、スピーチがうまくなりたければ、その道の達人に学ぶことです。
今回ご紹介するスピーチの達人は、ジャパネットたかたの高田社長(荻島央江「ジャパネットからなぜ買いたくなるのか? 一番売れた生放送の秘密」日経BP社)です。
高田社長は“スピーチの心得”として
(1)格好をつけようとしない
(2)自分の言葉を使う
(3)原稿を読むのをやめる
ことをあげています。
また、人からの評価が気になって、頭に血がのぼってしまう人にもアドバイスがあります。
人からのダメだしには、「シッカリ受け止め、成長の糧(かて)にする」、人からのほめ言葉には、「そのほめ言葉に本当に見合う自分であるか」慢心せずに反省するようにしているそうです。
人生の達人に共通しているのは、「自分を大きく見せようとせず等身大で、常に謙虚である」ことがあげられます。
そこには、コツコツ努力する真摯(しんし)な姿勢がみられます。
溝の口精神科・心療内科医が教える:うつ病予防のためのヒント