最近、
「スマホ認知症」(→
こちら)という言葉が出回っていますが、
1日3時間以上スマホを使っていると、勉強をいくらしても、学生の学力は上がってこないことが分かっています。便利なスマホですが、賢く使っていかなければなりません。
特にスマホ依存にさせるのが、
スマホゲームです。そこでお勧めしたいのが、
樋口進『スマホゲーム依存症』(内外出版社)です。
本書では、バカにはできない
“はまって”いくスマホゲームのカラクリとその対策が述べられています。
スマホゲームにはまっていくカラクリとして、
①
「終わりがない」というスマホゲームの性質
②「ガチャ」がもたらす
ギャンブルと同等の刺激
の2つが挙げられています。とくに、2つ目のスマホゲームの
ギャンブル性が問題です。自分なら自制できるといってはまっていくのがギャンブルです。最近も、私の患者さんで、スマホゲームに数十万円課金して相談にいらした方がいました。
現実世界で居場所がないとスマホ依存になっていくので、実社会で自分の
アイデンティティーを確立していきたいものです。
溝の口精神科・心療内科医が教える:うつ病予防のためのヒント