ゲーム依存『スマホゲーム依存症』

2023/05/07

最近、「スマホ認知症」(→こちら)という言葉が出回っていますが、1日3時間以上スマホを使っていると、勉強をいくらしても、学生の学力は上がってこないことが分かっています。便利なスマホですが、賢く使っていかなければなりません。

特にスマホ依存にさせるのが、スマホゲームです。そこでお勧めしたいのが、樋口進『スマホゲーム依存症』(内外出版社)です。

本書では、バカにはできない“はまって”いくスマホゲームのカラクリとその対策が述べられています。

スマホゲームにはまっていくカラクリとして、

「終わりがない」というスマホゲームの性質

②「ガチャ」がもたらすギャンブルと同等の刺激

の2つが挙げられています。とくに、2つ目のスマホゲームのギャンブル性が問題です。自分なら自制できるといってはまっていくのがギャンブルです。最近も、私の患者さんで、スマホゲームに数十万円課金して相談にいらした方がいました。

現実世界で居場所がないとスマホ依存になっていくので、実社会で自分のアイデンティティーを確立していきたいものです。

 


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