スマホ依存やネトゲにはまって、「不登校」「ひきこもり」「うつ病」になる相談が増えています。インターネットからの大量の情報に“飲まれて”しまって、自分を見失ってしまうのが原因です。
そこで今回ご紹介するのが、奥村歩『その「物忘れ」はスマホ認知症だった』(青春出版社)です。
本書では、スマホ依存により「どのように私たちの脳機能が退化するのか?」を解説しています。
たとえば、
・「スマホ認知症」の物忘れの人には、過剰な情報インプットにより、脳内の情報をうまく取り出せなくなっているという特徴があるのです。
・とにかく、スマホやパソコンにはまっている自覚があって、なおかつ、物忘れやミス、体調不良などの不調が多いなら、「スマホ認知症」を疑ったほうがいいでしょう。
・「スマホ認知症」の人は、日々無分別にたくさんの情報を取り込んで、自分の脳の中を不必要な情報だらけにしてしまっているために、自分にとってどの情報が大切なのかを完全に見失ってしまっているわけです。
などなど、スマホ依存による弊害が述べられています。また、本書では、その対策についても「心得10箇条」として提案されています。くわしくは、本書を一読ください。
溝の口精神科・心療内科医が教える:うつ病予防のためのヒント