Q1:どういった症状の方が通院していますか?

やる気が出ない、朝がきつい、食欲がわかない、眠れない、会社が続かない、学校へ行けない、電車でパニック発作がおこる、こだわりが強くて困る、上司とうまくいかない、夫婦関係がうまくいかない、家事ができなくなったなどなど、いろいろなお悩みで受診されています。
病気としては、うつ病、躁うつ病、睡眠障害、パニック障害、PTSD、適応障害、全般性不安障害、社会不安障害、強迫性障害、境界型人格障害、統合失調症、認知症、自律神経失調症、心気症、ADHD、LD、アスペルガー症候群、自閉症、広汎性発達障害、摂食障害、神経症、ヒステリー、身体表現性障害、解離性障害、頭痛、慢性疼痛、顎関節症、突発性難聴、不登校、いじめ、引きこもり、チック、夜尿、薬物中毒、アルコール依存など、となっております。
また、ストレスが悪影響を及ぼしている身体疾患、いわゆる“心身症”(しんしんしょう)の治療もいたします。代表的な心身症として、高血圧、心筋梗塞、不整脈、気管支喘息、じんま疹、アトピー性皮膚炎、NUD,胃潰瘍、十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、がん、甲状腺機能亢進症(バセドー病)、慢性関節リウマチ(膠原病)などがあげられます。
当院の院長(千田要一)は、心身医学研究で日本や世界で数々の業績をあげてきた世界的研究者です。最高の医療をご提供いたします。
これら以外でお困りのことでも、ご相談に応じます。気軽にお問い合わせください。

Q2:どういった流れで治療がすすむのですか?

初診問診票に現在の症状やお悩みのこと、アレルギーの既往、過去にかかった疾患などについてご記載いただきます。
それから、血圧、身長、体重測定があります。
簡単な身体検査ですが、こころの病気の治療にはとても大切です。そして、医師の診察となります。

まずは、病気の症状をしっかりお伺いし、病気の症状の経過を詳しくお聴きします。こころの病気では、症状の経過を知ることが、診断上重要であることが少なくありません。
さらに、これまでのご家庭やお仕事の様子、ご家族、既往歴など心理・社会的背景をお話しいただきます。これで、大体の病気の見立てをすることになります。おそらく、3~5種類の病気の可能性があげられます。
診断についての説明ののち、治療についての説明があります。必要に応じて投薬がなされたり、各種心理療法の説明、お申し込みがなされたりします。この後、心理テストや血液検査が行われます。これらの検査の結果は2回目以降の診察時に説明があります。
毎月1~4回の医師との面接で、症状や悩み事の状態と服薬等の状態がどうなっているかをご報告いただきます。それに従って医師が投薬の調整や、療養上のアドバイス、病気のカラクリなどをご理解いただくための説明、HSCカウンセリングやHSC集団心理療法などの精神療法、環境調整などを行います。
クリニック内で解決できない問題があるときは、社会福祉相談員がご相談に乗らせていただき、問題の解決をお手伝いさせていただきます。

Q3:薬の服用に抵抗がある場合

お薬を内服することに抵抗がおありになる方は、少なくありません。
では、どうしてお薬を使いたくないのでしょうか?妊娠や授乳を希望しているから、副作用が怖いから、薬嫌いだから、これまでの薬物療法で効果がなかったから、こころを治すのに薬を使うのがおかしいから、こころの病気だからカウンセリングで考え方を整理しないと治らないから、周囲の環境が原因なのでこれを整理しないと治らないから、などが理由として考えられます。
妊娠するときや授乳するときにはお薬は服用なさらない方がよいので、その場合には、医師にお申し出いただければ、ご希望の時期に合わせて治療のスケジュールを立てさせていただいております。ただ、ご妊娠の予定が数年先、などという場合はお薬を内服されても、ほとんど問題にならないので、ご心配なく必要であれば服薬していただくのがよいと思います。
また、どうしても薬物療法を避けたい挙児(きょじ)希望の女性には、漢方もご用意しております。
「こころの病気の大半は、脳の機能障害に起因しているので、脳の機能障害の改善には薬が必要である」という過激な主張は、学術的根拠がありません。たしかに、薬物療法は症状を軽減し、「精神的余裕」を作るためには有効な対処療法(たいしょりょうほう)です。
しかし、根治療法(こんちりょうほう)には、心理療法により病気の原因となった「認知」(にんち)の修正が必要です。
認知とは、“考え方のパターン”、“考え方のクセ”と言いかえると分かりやすいでしょう。HSCカウンセリングやHSC集団心理療法ではご自身のこころを自分で把握できるように内省(ないせい)を深め、ご自身で問題を解決できる知恵をみがき、自分自身の成長を促します。
その結果、お薬をのまなくても、ご自分のこころを“自己コントロール”することで症状をなくすることができるのです。
通常の治療プロセスは、①薬をのんで精神的余裕をつくったのち、②カウンセリングや集団心理療法でこころの整理をすすめ、③お薬に頼らない元々のお体にもどしていきます。また、当院では向精神薬(こうせいしんやく)を用いた薬物療法にこだわりません。
皆さまのご希望をよくお聴きして、最善の治療パッケージをご提案いたします。

Q4:完治までどれくらいにかかる?

完治を「お薬に頼らなくても症状がおこらない状態」と定義すると、心理療法により病気の原因となった「認知」(にんち)の修正が必要です。
認知とは、“考え方のパターン”、“考え方のクセ”と言いかえると分かりやすいでしょう。一概(いちがい)には言い切れませんが、HSCカウンセリングやHSC集団心理療法などで“じっくり”ご自分のこころと向き合った方ほど、完治までのお時間が短いようです。
「急がば回れ(まわれ)」です!お早い方だとご治療を始めて半年以内で完治されていらっしゃいます。焦らず、真剣にお取りくみになった方ほど、症状のぶりかえしも少ないようです。

Q5:医師はどんな方ですか?

医師は精神科・心療内科を専門とする保険医です。各種学会や院内の研究会で研鑽(けんさん)をつむことが義務づけられており、最新の「こころ」の医療情報と技術を身につけています。基本的にやさしい人柄の医師のみ採用されておりますので、お気軽にご相談していただけます。ご安心してお話しください。

Q6:子供、思春期、高齢者、車椅子の方にも対応していますか?

学童(がくどう)や思春期の方を対象にしないメンタル医療機関が現在少なくありません。
しかし、注意欠損多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)、アスペルガー症候群、自閉症、広汎性発達障害、不登校、いじめ、引きこもり、家庭内暴力(DV)、チック、夜尿などでお困りの方々は年々増えてきています。
当院では、発達障害の心理テスト(WISC-IIIなど)の結果を参考に適切な治療をご提案いたします。特にADHDなどによる“衝動性”や“多動性”には、漢方が有効なこともあります。また、必要があれば学校や公共機関に働きかけ「発達障害特別支援学級」、「地域若者サポートステーション」、「発達障害支援センター」などをご紹介いたします。 
もちろん、高齢者や車椅子の方でもご受診できます。
高齢者の方にあわせて減薬(げんやく)したり、心臓病や腎臓病などの合併症に注意して適切なお薬に調整いたします。最近“物忘れ”が気になって認知症(にんちしょう)が心配の方のご相談にものっています。
また、当院は全室“バリアフリー”となっていて“車椅子でトイレもできる”よう配慮しています。

その他お困りのことがございましたら、まずはお問い合わせください。
皆さまのご希望にお応えできるよう最善をつくします。

Q7:家族や知人の相談もできますか?

ご本人が受診する気がない場合、治療できず八方塞(はっぽうふさがり)になります。
当院では、そういったご家族や知人の方のご相談にも乗らせていただいております。その結果、はじめはご本人自身が受診できなくても、最終的にはご本人が来院され治療につながるケースも少なくありません。
ご本人に自覚症状がなくても同様です。「様子がおかしい!」と周りの方がお感じになったら、その第一感を大切にしてご相談ください。
早期発見(そうきはっけん)、早期治療(そうきちりょう)が早期治癒(ちゆ)につながります。

Q8:現在他の医療機関で治療中でも受診できますか?

もちろん、ほかの医療機関にご通院していても当院を受診できます。
現在受けられている治療が妥当(だとう)なものかどうか相談する、“セカンドオピニオン”を受けております。
また、他院で薬物療法を受けながら、当院でHSCカウンセリングやHSC集団心理療法にご参加している方もいらっしゃいます。
皆さまには医療機関をお選びになる“選択の自由”がございますので、当院ではそれを最大限ご尊重いたします。

Q9:自分の病気のことを人に知られたくありません

こころの病気は非常にデリケートな問題であり、当院では皆さまの個人情報守秘(しゅひ)に全力を挙げています。
当院では個人情報に配慮した受付システムを完備しております。ご受診の際は、すべて“受付番号”管理されますので、皆さまのお名前を院内でお呼びすることはございません。

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