カントリーリスク 『中国壊滅』

2015/09/02

中国経済が、いよいよ崩壊に向かっています。中国関連のお仕事をされている方はすでに対応しているかと思いますが、これからは、カントリーリスクを考えて、中国から、別のアジア諸国にビジネスシフトしていかねばなりません。

これに関連して、渡邉哲也『中国壊滅』(徳間書店)が参考になります。

本書では、中国経済がもはや絶望的であることを、ロジカルに論証しています。

たとえば、中国経済の崩壊をもたらしている要因として、

・(一人っ子政策によって急激に労働人口が減少していく)この労働人口のゆがみが経済発展の潜在力を失わせ、日本同様に、少子高齢化による社会保障への負担が非常に大きく中国政府にのしかかることになる。

・国民1人当たりのGDPが1万ドルに接近する中進国となった頃から、新興国の追い上げにより競争力を失う一方で、先進国との技術格差などは埋められず、経済成長が停滞してしまう。

・3つ目の要因が、大規模な環境破壊だ。中国の環境は日増しに悪化しており、すでに北京まで数十キロという地点までゴビ砂漠が拡大しており、首都が砂漠の中に埋もれかねない状況となっている。

など、あげられています。まだ、中国撤退を決断しかねている経営者にとっては、決定的な情報が満載です。


中国壊滅/徳間書店

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