中国の没落 『中国黙示録』

2016/09/30

「南沙諸島の問題」をはじめ、国際法を無視した中国の覇権主義には困ったものです。特に、話し合いに応じず、一方的に自国の論理を押しつけてくるやり方は、目に余ります。

 

そこで、今回ご紹介するのが、黃文雄、渡邉哲也『中国黙示録』(ビジネス社)です。

 

本書では、中国の一党独裁政治がすでに破綻していることを、具体的事例を紹介しながら、分かりやすく述べています。

 

たとえば、

 

・いちばん心配しているのは、激しさを増す一方の中国の社会変化にともなって、精神を病む若い世代が急増していることだ。17歳以下に3500万人、大人をも入れてトータルで全人口一億人を超えて言われている。一説によると、20年後には四億人になるという。にもかかわらず、現状では精神科医、心療内科医が20万人に一人しかおらず、ほとんどの人に治療の機会がない。

 

・共産党の一部のメンバーにすべての富が手に入る仕組みになっており、他は奴隷ということになる。・・・(中略)・・・逆説的にいうと中国の場合、歴史的に民が豊かになると国家崩壊を招く、その繰り返しである。

 

などなど、中国の独裁政治に苦しむ中国国民の実情が浮き彫りになっています。

 

一刻も早く、中国に民主的な政治が実現されることを祈るばかりです。

 

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