以前のブログ記事(2010/6/15)でポジティブ心理学を創設したマーティン・セリグマンについて紹介させていただきましたが、実は、1997年のポジティブ心理学創設に大きな影響を与えた思想・哲学の流れがありました。
それが、ニューソート(New Thought)であり、「気持ちを明るく保つことによって運命が開けるという考え方」です。
ニューソートで有名な方がノーマン・ビンセント・ピール牧師で、「積極的考え方 ポジティブ思考が人生を変える」ダイヤモンド社は、USAで大ベストセラーとなり、41ヶ国語に翻訳され、販売部数は世界で2000万部に達しました。
ノーマン・ビンセント・ピールは、ニューヨークの教会で精神科医と協力して心理療法にも取り組みました。ケースに応じて、祈り、信仰、愛による治療を用いたといいます。
こうした流れを受け、ポジティブ心理学でもスピリチュアリティ(霊性)に理解があり、心理療法に応用しています。
溝の口精神科・心療内科医が教える:うつ病予防のためのヒント